【マリアンヌのものがたり】うみをあいする マリアンヌ
![今日も綺麗な海をみて嬉しそうなマリアンヌ。魚や亀が泳いでいる。](/app/sdgs/img/story/6/story1.jpg?1658799966)
うらないしの マリアンヌは、うらないにつかう水をまいにち あさひが出るころに
うみにでて くんでいます。しんせんできれいな水じゃないと、うまくうらないができないのです。
マリアンヌがいつものようにうみにでると ちょうどあさ日が出てきて、うみがキラキラとかがやいています。
「うつくしいうみにうつくしい空。きょうもいい日になりそうね!」
きもちよさそうにおよぐ さかなや かめを見て、マリアンヌはうれしそう。
![海に浮かんでいると、赤い風船が飛んできたが鳥がつついて割れてしまう。それに気づくマリアンヌ。](/app/sdgs/img/story/6/story2.jpg?1658799966)
うつくしいあさひと キラキラしたうみに 見とれていたマリアンヌ。ふと見ると、とおくの空から 赤いふうせんが ふわふわと とんできます。
「どこからきたのかな。とおくのまちから きたのかしら」
マリアンヌは、ふうせんにまつわる たのしいものがたりを そうぞうしました。
そのときです!
ふうせんに とりがちかづき くちばしで……
「ツンッ!」
「パーンッ!」
いきおいよく われたふうせんは、うみに ハラリハラリ……。
![割れた風船を海の生き物が食べてしまうところを想像して焦るマリアンヌ。](/app/sdgs/img/story/6/story3.jpg?1658799966)
うみにおちたふうせんは なみにゆられて ゆらゆらゆらゆら。それを見ていたマリアンヌは “あること”に 気がつきました。
「このふうせんを ごはんだとおもって たべちゃう かめや さかなが いるかもしれないわ!」
マリアンヌは 水がめをおいて、いそいで ふうせんのところまで およぎました。
われておちている ふうせんのきれはしも すべてひろって すなはまにある ごみばこに すてにいくことにしました。
![風船を片付けて満足そうなマリアンヌ。みらいたうんのなかまたちが待つ場所へ向かう。](/app/sdgs/img/story/6/story4.jpg?1658799966)
われたふうせんをかたづけて ほっとひといきのマリアンヌ。ふたたび うみをのぞいてみると いつもとおなじ、へいわなせかいが ひろがっています。
「これできょうもあんしんね! うみにごみがあると わたしのおともだちが くるしむことになっちゃうかもしれないから……。これからもすこしずつ、できることをやっていきたいわ」
こころなしか さかなたちも ほほえんだ 気がしました。
「さて、きょうも みんなのえがおのために がんばりましょう!」
うみからあがったマリアンヌは うらないをまっているみんなのもとへ むかいました。